東京農業大学

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充実した施設・設備が実学主義の証

バイオマスエネルギーセンター

研究紹介

リサイクルセンターに隣接するバイオマスエネルギーセンターは、平成16年10月に完成し、ここでは、バイオマスのエネルギー化研究を3種類行っています。

  • 生ごみを固体発酵法でエタノールに変換するシステム
  • 生ごみを可溶化して高速メタン発酵させるシステム
  • 樹木ごみを水蒸気で改質して炭化燃料にするシステム

バイオマスのエネルギー化研究は、農業エネルギーの循環システムを構築するための重要なシステムで、両センターをあわせて、年間約1,000名の見学者があります。

生ごみを固体発酵法でエタノールに変換するシステム

生ごみを固体状で発酵させるため、蒸留廃液を出さない新しいタイプのエタノール発酵システムを考案しました。

■システムの特徴

  • 固体発酵法であるため蒸留廃液が出ない
  • 固体発酵法であるため発酵槽が縮小化できる
  • エタノールは燃料や食品の消毒に使える
  • 蒸留残渣は肥料や炭水化物として利用できる

研究責任者 応用生物科学部 醸造科学科 教授 鈴木 昌治
研究協力企業 三機工業(株)、(株)西原環境テクノロジー、
前田建設工業(株)、前田道路(株)、共立工業(株)、
(株)エイ・アイ・シー

生ごみを可溶化して高速メタン発酵させるシステム

生ごみを可溶化することで、メタン発酵槽から出る残渣を最小限にし、粒状に集まったメタン生成細菌(グラニュール)を使い発酵処理時間を短縮した、新しいタイプのメタン発酵システムを考案しました。

■システムの特徴

  • 可溶化処理により残渣量を最小限にできる
  • メタンガスはそのままエネルギーとして利用できる
  • 粒状のメタン生成細菌により高速発酵処理ができる

研究責任者 応用生物科学部 醸造科学科 教授 鈴木 昌治
研究協力企業 三機工業(株)、(株)西原環境テクノロジー、前田建設工業(株)、前田道路(株)、共立工業(株)、(株)エイ・アイ・シー

樹木ごみを水蒸気で改質して炭化燃料にするシステム

樹木を炭にするには大きな労力と時間を要します。そこで、環境への負荷を最小限に抑え、1時間程度で樹木を炭状態にし、ペレット状にして燃料として利用するシステムを考案しました。

■システムの特徴

  • 小規模な施設で短時間で炭化ができる
  • 炭化廃液の回収が可能であり、排煙を出さない
  • 粒状の固形燃料に加工するので自動供給できる
  • 樹木以外の有機性廃棄物も炭化できる

研究責任者 地域環境科学部 生産環境工学科 教授 牧 恒雄
研究協力企業 共立工業(株)、三機工業(株)、(株)西原環境テクノロジー、前田建設工業(株)、前田道路(株)、(株)エイ・アイ・シー

主にこの施設を利用する学科

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