環境計画・設計分野 観光レクリエーション研究室
魅力的な観光地づくりとその利用法を探る!
観光地やリゾート地は、受け皿となる自然環境や野外等のレクリエーション施設、そこでのレクリエーション活動、さらにはまちづくりや地域の経済活動など総合的な機能を含むものである。そのため、造園学的な観点から、魅力的な自然風景地や文化的景観、温泉をはじめとする資源と施設の整備方法、また、そこでのエコツーリズムやグリーンツーリズムをはじめとする利用プログラムやスポーツ・レクリエーションなどの指導や運営の方法、利用者がそれらから受けるさまざまな効用について明らかにする。
所属教員
学生の主な研究テーマ
・山岳会による自然保護活動におけるインターネット活用の現状
・江戸川流域をフィールドとするNPOの活動実態と流域ネットワークの意向に関する研究
・マイカー規制によるシャトルバス等の自然公園に関する情報提供の現状と課題について
・千葉県佐原における観光案内ガイドに関する調査
・日本のフットパス活動の発展と運営のしくみに関する研究
・山村における自然学習の効果について ―多摩川源流大学を対象として―
・福島県鮫川村富田地区における古道および散策路の現状
FREE TALK
私たちの研究室からは、即売店という形で収穫祭に参加しました。
即売店といってもただ品物を販売して利益を上げることが目的ではありません。その品物を買うことによって、日本の原風景が守られていることを様々な方に知ってもらうことが目的です。
お米や野菜などを消費することが農家の生活を守り、ひいては農村風景を守ることにつながるということ。間伐材のお箸を使うことで林業の経営を成り立たせるとともに、森林の持つ公益的機能を守ることにつながっているということ。すべてが地球環境を守ることにつながっているということを品物を通して伝えようと努力しました。
これらのように私たちの研究室では、設計・施工という面からだけではなく、生活の営みを通して景観の守っていくという一面からもアプローチしている研究室です。
(3年生・横地 佑典)
住民参加型の地域づくりや様々な風景を現地から学びたい!という思いから研究室に入りました。特に印象に残っているのは、研究室合宿を行った石川県輪島市三井(みい)町の方々との交流です。美しい田園風景や能登特有のアテ林業が盛んな地域で、合宿では住民の方々から昔話や魅力を教わりました。お話を聞いているうちに、何気なく見ている風景が魅力的に見えてきて、本やインターネットだけではわからないことをたくさん学びました。大学に帰ってから、先生や先輩にアドバイスをもらいながら、合宿のまとめとして魅力を載せたマップやカルタを作成しました。カルタは子どもからお年寄りまでみんなで楽しく遊べたらという思いと、地域の魅力を再発見するきっかけになればという思いから、室員と力を合わせてつくりました。地域づくりのことを学ぶとともに、仲間と協力することの大切さも学びました。これからも仲間と研究室の活動を盛り上げて行き、先生や様々なフィールドから多くを学んでいきたいです。
(3年生・白幡 乃里子)