長寿遺伝子サーチュインが乳酸菌の分裂や形状の決定因子である可能性を示した【食香粧化学科の研究】
2018年5月10日
乳酸菌におけるサーチュイン遺伝子の機能を解明
食香粧化学科の中川純一教授と博士後期課程Glaezel Angelique Torres-Barredoさんは、長寿遺伝子として知られるサーチュイン遺伝子に着目し、乳酸菌においてサーチュイン遺伝子の過剰発現株とノックアウト株を作成し、その機能を明らかにしました。
サーチュイン遺伝子の過剰発現株とノックアウト株
図中上から、野生株、過剰発現株、ノックアウト株。DNA(青)とサーチュイン(緑)を蛍光免疫染色し、共焦点顕微鏡にて観察した。過剰発現株では、菌の長さが野生株と比較し長くなったのに対し、ノックアウト株では、短くなっている。