東京農業大学

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人間と動植物との共生をめざして

「農大ブランド」研究開発

ブランド作物の構築
~高品質ペピーノでキャンパス興し~

ペピーノ(Solanum muricatum Ait.)は南米を原産とするナス科の野菜で、メロンのような味と香りがする果実をデザートとして利用する。日本においては1980年過ぎにニュージーランドから導入され、栽培されるようになった。しかし、国産ペピーノは糖度が低かったことから定着せず、日本での栽培は廃れていった。そこで、現在のわが国でペピーノの生産が盛んではなく、研究もされていない現状に着目し、既存の作物だけでなく、未利用生物資源の中から新たに作物を創造することも農学の重要な役割であり、東京農大農学部が、一度は衰退したエキゾチック感のある植物資源に対して、持てる技術を駆使して復活・復興にチャレンジする植物資源こそが「ペピーノ」と考えた。
現在は、甘くて美味しいペピーノを生産するための栽培方法や新品種育成、ペピーノ加工食品の開発、果実に含まれている機能性成分の探索に加え、ペピーノ病害虫調査も進めている。最終的な目標として、農大オリジナルな栽培技術や品種によって、とっても甘くて美味しい農大ペピーノ果実を作り出して皆さんの食卓にお届けすることである。将来、「農大ペピーノ」というフレーズが浸透することを願っている。

6次産業化へ向けた「農大ブランド」の研究開発

「胚移植を用いた農大和牛の作成」

わが国では、胚移植によって生産される子牛は年間数万頭に達しています。胚移植は一般的には凍結杯の形で流通し、移植されていますが、凍結されていない胚に比べて低質で、受胎率が低いのが問題となっています。和牛はその高質な肉質が特徴である反面、過度な脂肪交雑偏重と、外国産飼料への依存が問題となっています。

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育成中の双子の子牛

また現在の学生達は、バイオテクノロジーの研究をおこなっているものの、実際に活用されている現場には疎い現状があります。本プロジェクトでは胚移植に関わる技術と、研究開発した技術で実際に、凍結胚を作製し、子牛を肥育して(仮称:農大 赤黒和牛)これをブランド和牛として販売。これによって、生殖細胞の研究から店頭における牛肉までのプロセスを包含した学生教育を行い、東京農業大学のブランドを示すことを目的とします。

「ホロホロチョウブランドの創出」

ホロホロチョウは、西アフリカ原産のキジ目ホロホロチョウ科の鳥で、フランスやイタリアで肉用家禽として多く飼育されています。日本では本学の前身である東京高等農学校の初代校長を務めた田中芳男先生が、1867年に開催されたパリ万博の視察の際に持ち帰り、繁殖させた記録があります。これがわが国への導入の始まりで、本学と深い縁のある鳥です。

本学では、これまで放し飼いによる未利用地の利用、繁殖、産卵整理、卵の栄養価や特徴など、多くの研究成果を発表しています。一方、これまで鶏卵や鶏肉は生産効率のみが追究され、特徴がなくなっていますが、近年、地方の品種を用いた地域ブランドの創成が全国で試みられています。この場合、畜産物としての付加価値を高めるためには他との差別化が必要であり、様々な日本在来鶏が素材として用いられています。この点でホロホロチョウは、卵生産と肉生産の双方の素材として有望であり、小規模な農家においても生産から加工販売までを行う6次産業化の素材として適している。そこで、家禽としての改良程度が低く、ニワトリとは違った生態を持つホロホロチョウについて、農家レベルで可能な雛生産から特色ある製品の生産までを目指しています。

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農大で育成したホロホロチョウ

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ホロホロプリン

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